聖木曜日(主の晩さん)

聖木曜日 カトリック千歳教会

聖木曜日のミサは、キリストが聖体を制定し、自らの記念としてこれを行うよう命じた最後の晩さんを直接に記念します。共同体全体が一つに集まって共同体全体が一つに集まってささげるミサ本来の姿が表されます。そして、同じ一つのパンを分け合うことを通して、キリストとの一致を深く味わいます。こうして、ミサが一致の秘跡であることが明らかにされます。

ミサ中に「洗足式」が行われました。

洗足式とは、最後の晩餐のとき、イエス・キリストが弟子たちの足を洗い、「主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない。」ヨハネ13:1-17と聖書にあるように、イエスが弟子たちの足を洗って愛と奉仕の模範を示したことを思い起こす式です。選ばれた何人かの男性の足を司祭が洗うことになっております。昨年、フランシスコ法が洗足式の対象に女性も含めたことで、カトリック教会の伝統に大きな変革をもたらしました。

奉納行列のとき、パンとぶどう酒の供えものと共に、貧しい人のために集めたもの(献金など)を捧げます。

拝領祈願の後、「聖体安置式」が行われ、いつもは聖堂の聖櫃に納められている「ご聖体」が仮祭壇に安置されます。

この時から聖堂の聖櫃は空になり、主の受難と死を強く知ることになるのです。

ご聖体の前で信徒が各自交代して徹夜もしくは深夜までの礼拝がおこなわれました。