喜びの神秘(月・土曜日)


第一の黙想:お告げ(ルカ1章26~38節)

 マリアは大天使ガブリエルの受胎告知に、「わたしは主のはしため、おことばのとおりになりますように」と答え、聖霊によって御子受肉の神秘の実現を見る。

 この一連をささげて、神に対する信頼の心を強めていただくように、聖母マリアの取り次ぎを求めましょう。

第二の黙想:ご訪問(ルカ1章39~47節)

 マリアは大天使から、親戚のエリザベトが神の恵みによって子を宿したことを知り、ユダの山地にエリザベトを訪問する。

 この一連をささげて、自分のことよりも、いつもよろこんで他人に奉仕する愛の心を深めることができるように、聖母マリアの取り次ぎを求めましょう。

第三の黙想:御降誕(ルカ2章1~7節)

 聖霊の力によってマリアに宿られた神の御ひとり子は、月満ちて、みどり子となってこの世に誕生し、ベツレヘムの馬小屋のまぐさ桶の中におかれる。

 この一連をささげて、神の御子が示した模範に習いこの世の富の執着から解放されるように、聖母マリアの取り次ぎを求めましょう。

第四の黙想:主の奉献(ルカ2章21~24節)

 イエスの誕生後、おきてに従って、マリアの清めと初子の奉献のため、マリアとヨセフは御子を抱いて神殿にのぼる。

 この一連をささげて、聖家族がモーセの律法の中に神のみ旨を見いだしたように、日々の出来事を通して示される神のみ旨を正しく見いだすことができるように、聖母マリアの取り次ぎを求めましょう。

第五の黙想:主の発見(ルカ2章41~51節)

 十二歳のイエスは、両親から離れてひとり神殿に残られた。マリアとヨセフは御子を探し求めて三日目に、神殿の中におられるのを見いだす。

 この一連をささげて、真の幸せはイエスとともにしかいないことを悟る恵みを得ることができるように、聖母マリアの取り次ぎを求めましょう。